2013/01/25

Something like a Boy.

2013年1月25日 昼過ぎ

年齢とともに衰えていく体力維持のために、適度な運動を。
好きなサッカーでもて余す時間を有意義なものに。
そこで、あいてる時間はボールを蹴る事に。
ちなみに今日で三日目・・・・
いわゆる三日坊主の微妙なライン。

今日もいつものように近くの公園に出かける。
今日はなにやら先客が多い。
学校終わりの小学生が数人ボールを蹴っている。
2~3人の2つのグループと少年が一人。
その中でひときわ目立っていたのが一人でボールを蹴っていた少年。
まぁ、簡単にいえば、とても上手である。

そんな輝く子供たちの中、おっさん一人。
数十分経った頃から何やら、気になる視線と気配。
そばには先程の少年。
言葉を交わすでもなく、彼からパスがきた。
それをきっかけに彼との距離がグッと縮まり、初めから二人で蹴っていたかのような。

彼は9歳、サッカーを始めてまだ2年、驚くほど上手い!!
自分の子供のころと比べるつもりはないが、今の小学生はここまで出来るのか。


私 : 「リフティング何回できんの?」
少年: 「ウ~ン・・最高2000回くらいかな・・・・!」
私 : 「・・・・・・・・・」
私 : 「・・・・そっか・・・すごいな・・・・!」

少年との距離をとるおっさん・・・・・

疑うつもりは勿論ないが、

私 : 「よし!一緒にやろうか!!」

数分後、彼のボールタッチが止まらない!
横で数えている私は汗が冷たくなり体が冷え出した。
彼にかける言葉は 「頑張れ!!集中!!」
邪魔にならないように横で応援する!
しかし早い段階で数を見失う。
少年に集中と励ました私の集中は、・・・・見事に途切れた。
結果、800回以上。

それから今、主流の「無回転シュート」いわゆる「ブレ球」
プロが使いこなすような代物を、9歳の少年に指導してもらった。
結果、出来なかった・・・・

ときおり、この少年と大阪にいる息子をダブらせた。
この少年がより一層、愛おしくおもえた。
そしてこの少年は、かなり純粋で素直で礼儀正しくて、かわいい!!

この少年と話している時、関西弁では無い私。
何故か・・・・・?
答えは簡単!
小さな子どもには関西弁が通じなかった。
私 : 「そやから、いまのはな、〇△☓☐☆▼◎∴・・・・ちゅ~かんじで、ええねん・・・・」
少年 : 「えっ・・・・・?」

その昔、少年サッカーを指導していた事もあり、いろいろ思い出した。
とにかく、かなりいい運動になり、かなり汗をかき、楽しかった。

そして、いつか息子が彼の年齢になった時、私は今日の様に動き回れるか・・・・?
その時が来るとき、少なくとも今日くらい動けるように維持しなければ!

少年との時間の中、色んな事を考えれた。しかもすべてポジティブに!
すばらしい!

2時間近くが経ち、夕方4時。
少年はまだ帰ろうとしない、それどころかまだまだ求めてきた。
私は、そろそろ行かなくてはならない。

私 : 「何時までやんの?」

少年: 「17時にお母さんが迎えに来るまで・・・・・・」

すこし哀愁が漂う・・・・

決して、17時まで帰ってこないお母さんが寂しいのではなく、
私ともっと蹴りたいという思いからくる寂しさ。

私は帰れなくなった。
っというより17時までいなければならない!っと勝手に思った。

「じゃぁ、そろそろ、帰るね・・・」 っと私が言った時の彼の表情と。

「よしっ!そしたら、17時までやろうかっ!」っと言った時の彼の表情は、

胸に突き刺さるほどの印象的な真逆の表情!

その結果
今日のこの2時間は彼のおかげで凄く貴重な時間となる。
彼にとってもそうであれば、いいと思う。
彼が大人になった時、覚えてないかもしれないが、
この時間が彼の人生にとって何らかのいい影響になり、貴重な時間になれば、すばらしい。
大げさかもしれないが、私の子供の頃の記憶にそんな大人が、いまでも存在する。

今、私が毎日している仕事はそういう事かも知れない。、
それは、OWLに来てくれた人に、人生の貴重な時間を提供する事。
その時間を演出する一杯のカクテル、
 

そんな気持ちで仕事と人に向き合えるよう、
明日もボールを蹴りに行こう。



0 件のコメント: